株式会社 中華・高橋

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株式会社 中華・高橋

フカヒレの原料となるサメは、国内において、その多くが気仙沼港で水揚げされたものです。しかし、サメ漁とサメの活用を取り巻くさまざまな状況の変化によって、気仙沼のサメ漁そのものが存続の危機に脅かされています。

 

サメの漁獲方法

 

画像提供:気仙沼漁業協同組合

サメは主に延縄(はえなわ)漁によって漁獲されています。延縄漁は主にマグロ漁業に使われてきた歴史があり、マグロと一緒にサメもよく釣れることから、現在はサメ漁にも用いられるようになりました。

 

一般的な延縄漁の場合、幹縄と呼ばれる100~120kmの縄に、3,000~4,000個の針をつけて海に投縄し、タイミングを見て縄を引き上げます。針にはエサがついており、刺し釣りのようになるため、ある程度成長したサメのみを漁獲することができるのがメリットです。

 

 

 

 

 

サメの漁期

 

気仙沼の場合、延縄漁船は5月~10月にメカジキとサメ漁、11月~4月にサメ漁を行っています。しかし、サメ価格の長期的な低迷によって、気仙沼のサメ市場が縮小傾向より、延縄漁船の継続が厳しい状態が続いています。

 

気仙沼の延縄漁船の年間スケジュール

 

 

 

サメ漁の継続とサメ肉価値向上への取り組み

 

上記を踏まえ、伝統的なサメ漁と食文化を継続させるために、サメ肉価値向上のためのさまざまな取り組みを実施しています。

 

東京農工大学との産学共同研究

 

ゼロ・エミッションを掲げる東京農工大学の野村義宏教授とともにサメ肉の共同研究に取り組み、サメスジ除去肉を食すと骨密度が高まるという作用を発見。2007年、特許第4998880号「骨粗鬆症の予防又は改善剤」を取得。研究結果が国際科学誌『Nutrition』に掲載されました。

 

論文:Shark protein improves bone mineral

density in ovariectomized rats and inhibits osteoclast differentiation

※商品化はされておりません。

 

京都大学とサメのコラーゲン研究

 

2015年、京都大学の佐藤健司教授と、サメコラーゲン摂取による肌への好影響について協同研究に取り組みました。

研究の過程において、サメ肉を食べると、コラーゲン特有のアミノ酸を含むペプチド類が吸収され、血中濃度が高まることを確認。血中に吸収されたペプチドの種類によっては、コラーゲンペプチドサプリメントの摂取時に近いレベルまで増えていくというメカニズムを証明しました。

 

ピーチシャーク®

 

気仙沼漁業組合と提携し、気仙沼で水揚げされたヨシキリザメの魚肉をピーチシャーク®としてブランド化。従来はアンモニア臭の強さから、すり身以外の用途がなかったヨシキリザメを、徹底した鮮度管理により、薄桃色の軟らかな身肉として2017年に商品化に成功しました。

ピーチシャーク®は、大手スーパー、都内の学校給食、中国料理店等に提供され好評を博すとともに、フカヒレとして最も消費されるヨシキリザメの全体活用と、サメ肉の付加価値向上に大きく寄与しています。